いつもの通院

どうも富良野くまりん(wild-man)です。後日にまとめて日記をアップロードすることが増えてきましたが、気にしないで下さい。


今日は2週に1度の通院の日です。いつものように病院へ行き、いつものように血液検査を行いました。1時間ほどで検査結果が出て、いつものように診察室へ。

主治医にこの頃の体調を報告。体調については若干風邪気味。鼻水が出たり、痰がからんだり。相変わらず、GVHDの影響で口の中も荒れ放題。先週ぐらいまでは、薬くさい歯磨き粉でおなじみのサンスターガムぐらいなら平気だったのですが、このところはそれの辛みすらも辛い状態になってきた、などのことを報告しました。


ここで、血液結果はいつもなら特に何も問題ないのですが、今日は変な部分がありました。白血球と血小板、どちらも前回の検査より少なくなっていました。白血球に関しては、GVHDの影響で数値が少なくなることがあるから、その症状がでているのかもしれないが、血小板が少なくなった理由が分からないとのことらしいです。


とりあえず、血小板が少ないことが気になるから来週も病院に来ることになりました。前日の日記で無事に復学の手続きが済んだということを報告できたのに、翌日には変な検査結果が出たっていうのを書かなきゃいけないってのは結構辛いです。



まぁ、正直かなり凹みました。知らないことの不安ってのは、知るというアプローチを行うことにより誤魔化すことが出来ます。一番最初に発病したときは病気について全く知りませんでしたから、病気を理解することで不安を誤魔化すことが出来ました。移植が決まった頃には、他のタイプの白血病についてはよく分からなかったものの、自分のタイプのものについては患者が理解すべき範囲は十分理解したと思っています。


しかし、仮に再発したとしましょう。再発の場合、骨髄移植しか選択肢がないと言っても過言ではないですが、ベストコンディションで移植ができる確率は、一回目の移植の時よりもぐっと下がります。同時に成功率も下がります。そのことを自分は知ってしまっています。もちろん、二回目の移植で治った人も沢山いるのは知ってはいますが、私は再発して命を落とした方もこの目で見ました。


骨髄移植の大変さも体験しました。20歳、データ上では最も成功率の高い年齢での移植でしたが、あれの辛さはなかなかのもんです。唯一の救いは時間が解決してくれるってことだけです。あんな経験はそう簡単にはできませんが、良い経験になったかと言われれば微妙ですし、二度と経験したくありません。既に辛さを知ってしまったから。


もちろん、再発してしまったかどうかはまだ分かりませんし、もともと血小板が少ない体質なのかもしれません。今回下がってしまったのは何かの偶然で、来週の検査では何事もなかったように元に戻っている可能性も十分あります。骨髄移植して定着するまでは約2年、それまでは再発するしないに関係なく、いつ病院に戻されてもおかしくないと思っていた方が良いとも退院時に言われていました。



診察後、いつもならある程度目的を持ってリハビリのために一駅ぐらい歩いてみたりするのですが、ショックで文字通り放浪してました。気付いたら5キロぐらい歩いていたのですが、冷静になって思い出すと、片道3社線ぐらいの太い道路をずっと歩いていたのですが、いくつも横断歩道を渡ったはずが、ちゃんとそこで信号や対向車を確認した記憶が一切ありません。よく無事だったなぁ。



その後、秋葉原に行けば元気が出るだろうと思って、秋葉原に行ったり、秋葉原から東京駅まで歩いたりしたら、それなりに元気になりました。まぁ、不安が消える訳じゃないですが、紛らわすことは出来ます。



とりあえず、来週の診察、いままでよりも重要な意味を持ちそうです。骨髄穿刺検査だけは二度とやりたくないです。なんとしてでも良い結果が出て欲しいです。そして大学に戻りたいです。つまんないけど楽しい日々に戻りたいです。



それじゃ!