近況&体調報告

お久しぶりです。どうもwild-manです。退院から2週間強経ちましたが、その間ずっと日記を書いていませんでした。すみません。実は退院してから体調を崩してしまい、2日前まで解熱剤&鎮痛剤に頼る生活をしていて、今日やっと平熱の朝を迎えることが出来たので、日記を書くに至りました。その間、誕生日や退院の祝いのメールやらメッセージやらを頂きましたが、殆どに返信をしていません。今更、返信するのも正直面倒だし、直接返信しなくても多分怒らない人ばかりだと私が思いこんでいるので、ここでまとめてお礼を書きます。メッセージ本当にありがとうございます。一応テレパシーでありがとうとはメッセージを受け取る度に念じておいたので、テレパシーが届いていれば幸いです。まぁ、私にテレパシーの才能があるかどうかは分からないので、気持ちが伝わっているのかは定かではありませんが。


とりあえず以下、この頃あったことを簡単に書きます。

5月7日(水)

退院日。普通、退院というのは大多数の場合、家族が来て家族と一緒に退院していくらしいのだが、一人で退院。平日の昼間だし、家族も忙しいし。主治医やお世話になった先生や看護師の方には前日までに親と一緒に挨拶は済ませてあったし、マナー的にも問題ないとは思う。
流石に8ヶ月も入院し、しかも再入院が決まっていない、本当の意味での「退院」となると見送りもちょっと凄い。看護師さんや先生だって連休明けで色々忙しいだろうに。本当にありがたいと思った。

5月8日(木)

渋谷に行く。退院祝いと誕生日を兼ねてカバンを買った。1万円もするカバンを買うのはバイトをしていない身分の自分にとっては結構奮発したと思う。
渋谷をふらふらしていると、ヤヴァイぐらい疲れたのでコーヒーショップで休む。このコーヒーショップ、ビールも提供しているのだが、約30分店にいてビールを注文しているのは女性だけだった。昼間から酒を飲んでいるのは女性の方が多いのか。
その後、CT検査があるので病院へ。昨日退院して、翌日病院に行くというのは面倒。CT検査は30分で終了したが、5000円も請求された。入院中にやってくれれば高額医療が適応されてタダみたいな額で出来たんだけどなぁ。

5月9日(金)

筋肉痛で体が頗る痛い。だが今日も病院。俺は本当退院出来ているのか怪しく思えてくる。てか、退院前1日遅らせて良いからその日に診てくれれば良かったのに。
血液検査を行い診察。細かいウイルス等の結果は後日出るそうだが、白血球や赤血球、炎症反応や肝機能は問題ないそうだ。まぁ2日前まで病院居たし、そりゃそうだろ。
診察を終え、支払いを済ませて薬局へ。ジェネリック薬品を使っても1週間あたりの薬代が1万円を超えている・・・。免疫抑制剤が高いからなぁ。仕方ないけど。

5月10日(土)

筋肉痛で体が(ry その上、雨で寒い。8ヶ月も病院という温室にいたせいで寒さに弱くなっていることを実感。熱も出てきてるし。ただ38度ぐらいだと、驚かなくなっているのは、移植の良い影響なのか悪い影響なのか。解熱剤を飲んで誤魔化す。

5月13日(火)

「僕の彼女はサイボーク」ダービー

  • 何かの事故で彼女の記憶がデリート――1.0倍
  • まほろまてぃっく」のまほろさん的に主人公を救うために命てて機能停止――1.1倍
  • 暫くしてから記憶もちゃんと引き継いだ彼女が落ち込む主人公の元に戻ってきて涙泥棒のエンディング――1.1倍
  • 実はサイボーグのオリジナルの娘がいて、サイボーグとは記憶を共有。戻ってくるのはサイボーグではなく、オリジナルの娘――1.3倍
  • 燃料である核が制御不能に。街を守るためにメルトダウン寸前に琵琶湖へ飛び込む彼女、干上がる琵琶湖エンド――30倍
  • 実は彼女は最終兵器となって北海道の小さな街を守っていたのだった。主人公と二人宇宙から地球を見るエンド――50倍
  • 1年後、南極に戻ってみるとそこにはタロとジロの姿が! 高倉健エンド――200倍

最後のやつは実話だから恋空よろしく感動間違いなしだね。こんなことを書いていたら映画が気になってきてしまったよ。

5月16日(金)

筋肉痛は流石に治ったけど、体調が悪杉。熱は出る、鼻は詰まる、咳は出る、立つと目まいがする。あまりにしんどいのでタクシーで病院へ。
血液検査は普通に問題なし。じゃあ何故、1週間も調子が悪いのだろうか。耳鼻咽喉科に行けば答えが出るそうなので、行ってみたがあまりに混んでいたので、予約を取って後日来ることにした。
それから、なんでも移植後は血液中の薬の濃度がとても重要になるらしく、ジェネリック薬品は出来れば使いたくないとのことで、普通の薬に戻された。普通の人はジェネリック薬品でも問題ないらしいのだが、ジェネリック薬品は薬品を溶かす溶液が違ったりすることがあり、それが血液中の濃度に影響を与えることがあるらしい。花粉症の薬は数年間ジェネリックを使って問題なかったけど、やはり命に関わるようなものは重要なのだろう。
薬の料金は2000円ぐらい値上がりしてしまったが仕方ない。

5月19日(火)

この酷い雨の中病院に行くこと自体が地獄だが、症状に頭痛まで加わってしまい、結構辛い状態になってしまったので行かないわけには行かない。
どうやらCT検査の結果によると目の下の辺りにある空洞(人の顔の中にはいくつか空洞があるらしい)に膿がたまってしまい、しかもそれにアレルギー反応が重なってしまって、鼻水やら頭痛やら熱やらに繋がってしまっているのではないかとのことらしい。
薬でも一応治るらしいのだが、お金がかかる上、大量に薬を飲んでいる私にはあまり薬での治療を行いたくないとのこと。で、リーズナブル且つ効果的で即効性もあるのが、針を刺して水で洗い流すことらしい。

方法は簡単。鼻の穴の奥の辺りから針を刺して骨を貫通させ、空洞に針を差し込み水を流し入れて洗い流すだけ。そこら辺を歩いている20代に比べたら骨に穴を開けるなんて慣れたもの。いったい骨髄穿刺検査で何度腰骨に穴を開けたことか。しかも今回は麻酔が効くので殆ど痛くないので安心。ただし、同意書には「針を刺す瞬間に大きな音がする」と書いてあるのが少々気になる。骨髄穿刺検査の説明には、大きな音がするとは言われなかったし、大きな音はしなかった。ただ生きる気力が失われるぐらい不快なだけである。

結論を書くと針を刺す瞬間は殆ど痛くなかった。血液採取の方が痛い。ただし、骨を貫通する瞬間に「ゴリッ、ゴリッ」と明らかに骨を貫く音がするのは、かなり嫌な気分。でも痛くないから、麻酔って凄い。

膿を出したら頭痛が少し楽になった。先生曰く、膿がたまりすぎた場合、最悪失明することもあるそうなので恐ろしい。今日は左側をやったが、来週は右側をやるとのこと。痛くないから良いのだが、あの骨を貫く音をまた聞かなくてはいけないのかと思うと少し気が引ける。ただ、頭痛がすぐに楽になるぐらい即効性はあったし、失明は嫌だし。仕方ないね。

5月21日(水)

鼻の手術をしてから熱は微熱程度になり、鎮痛剤も朝飲めば一日大丈夫ぐらいなまでになったので、部屋の掃除をすることに。ここ3ヶ月ぐらいで読んだ雑誌をまとめて捨てようと思い集めてみたらラインナップは『ウェッジ』『News Week』『週刊アスキー』『声グラ』『テックジャイアン』と良く分からない組み合わせになってしまった。多分、良く電車に乗るビジネスマンTypeオタクって感じだろうか。ビジネスマンってところ意外は当たっていると思う。
入院が長期化すると色々な雑誌を読むようになるけど、どうしてこんな組み合わせになったんだろ。

5月22日(木)

CT検査があるので病院へ。何故か今回は2500円ぐらいで済んだ。前回何故あんなに高かったのだろう。初診料とかも考えたが、前回も今回も写真を撮るだけで診察は受けていない。だから初診も再診も関係ないはず。造影剤も使ってないし、何でだろう。
唯一の違いといえば、前回は頭、今回は胸だったけど、撮影時間はほとんど一緒だと思うし。

5月23日(金)

血液内科の診察。血液検査も診察も問題なし。請求書を見ると、請求額の殆どは血液検査代だけで再診料は200円を切っていた。まぁ、聴診器を当てて心臓や鼓弓の音を聞くことと、1週間の体長の変化と、耳鼻咽喉科の先生は主治医の同期だって話ぐらいしかしてないし、それで大量に請求されたらたまったもんじゃない。まぁ、ちゃんと血液検査の結果を見て免疫抑制剤の量の調整はしてたから問題ないと思うけど。
そういえばこの頃、結構な頻度で薬局に通い、毎回万単位の薬を買っていくせいか薬局の人に顔を覚えられたっぽい。顔を覚えてくれるのはありがたいが、ジェネリックはしばらくいらないから毎回勧めてこなくて良いです。安いのはありがたいんだけど、医者に止められちゃってるし・・・。てか処方箋にも医師のサインあるじゃん。

5月24日(土)

実家に電話して、嫌がらせ目的95%ぐらいで妹に先日行った鼻の穴に針を刺して膿を出す手術の話をこと細かに教えてあげたら、もの凄い嫌がられた。妹は終始「鼻痛そう」と言っていたが何度も言うように痛くはないので、もしこの日記を読んでいる人でこの手術を行う人が居るのであれば、勇気を出して手術を行って欲しい。手術といっても麻酔の準備を除けば15分ぐらいで終わるし、嫌な音がするだけで痛くはない。失明してからじゃ遅いぞ!