中心静脈点滴の経験談の続き

ホスピタルからこんばんは。どうもwild-manです。日記をサボっている間に、高校の頃同じ部活だった仙みゆ、幼稚園の頃からの友達であるtaka、高校・浪人時代に一緒に苦労したHが見舞いに来てくれました。みんなわざわざ来てくれてありがとう。



で、先日の続きです。中心静脈は簡単にカテーテルの差し直しができないので、清潔に保つことは重要になります。さらに骨髄移植の場合、白血球が限りなくゼロに近づきます。健康であってもカテーテルが刺してある場所は感染源になりやすいのに、白血球が少ない白血病患者はより一層、感染のリスクが高まりやすくなります。
更に私の場合、カテーテルを刺したのが足の付け根。排泄物を出す場所がかなり近い。刺さっている場所にはテープを貼り、雑菌が侵入しないようにはしていますが、一番雑菌を含むものを排出し、且つ、他の場所に比べて汗で蒸れやすく、菌が繁殖しやすい環境。リスクは更に高まります。


移植患者には毎日無菌室備え付けのシャワー室でシャワー浴をすることを義務づけられます。どうしても体調が悪い場合は、下半身だけのシャワー浴、それも駄目な場合、全身を蒸しタオルで拭き、何が何でも出来るだけ体を清潔にし、感染のリスクを減らす努力をさせられます。ちなみに私の場合、40度越えの熱が10日ほど続きましたが、根性で休まずシャワー浴しました。ちょっとで良いから誰かに褒めて欲しいって思うぐらい辛かったです。


とまぁ、私の場合、人並み以上に菌やウイルスの感染するリスクが高かったわけですが、頑張って努力したんです。でも、結局ウイルス感染しちゃったんです。それどころか、カテーテルが刺さってる場所が炎症を起こしたり、シャワーを浴びる度にカテーテルが刺さってる場所を保護するテープがはがれてしまい、毎日交換するうちに皮膚が弱くなってしまい皮膚がはがれて血が出てきてしまったり、テープを貼り直すときに使用する消毒のイソジンがヤヴァイぐらいしみて痛かったり・・・。細かいことを挙げていくとキリがないです。


ウイルス感染が疑われたときにはカテーテルを抜き直す、抜き直さないの話にまでなりましたからね。流石に、3回チャレンジしてやっと成功したのに、それを刺し直すなんて言うから本気で嫌がりました。嫌がっているうちに、白血球が増えてきたのと、抗ウイルス剤が効いたのか熱も下がり、ウイルスを消すことが出来たとして、カテーテルの差し直しの話はなくなりましたが、先生の治療方針に真っ向から嫌がったのは後にも先にもあのときだけです。まぁ、先生の方も嫌がる理由を良く分かってましたし、血小板が少なくなっていて、今刺さっているカテーテルを抜くと血が止まらなくなる可能性もあり、最後の手段ととらえていたみたいですが。


ちなみに足の付け根に刺したカテーテルは、いろいろな壁にぶつかったもののなんとか乗り越え、無菌室を出て一般病棟に移った後、点滴の数が減り末梢(腕)の点滴でも問題なくなった、カテーテルを抜けないように肌に縫いつけた糸が全部切れたということもあり、抜いてしまいました。足に違和感がないというのはとても良いですね。今は見事に何か凄いのが刺さってたって痕が残ってますが、特に痛くはありません。この痕は死ぬまで消えないんだろうな。まぁ、他人にまず見せないような場所だから問題ないけど。あと、刺すときは結構痛かったですけど、抜くときは殆ど痛くなかったです。この点は良かった。




それから話は変わりまして、緊急報告。
いきなりですが明日退院することになりました。サイトメガロウイルスが消えたら退院出来ると言われていたのですが、先日の検査の結果、完全に消えていたので退院出来ることになりました。
というわけで明日の午後ぐらいからずっと暇です。大学への復学は、もう履修届とか授業数とか定期的に通院をしなくちゃいけない問題で、後期の授業からの予定なので向こう数ヶ月は暇です。もちろん病院に再度入院しなくちゃいけない可能性もありますが、そんなのは無視します。
で、俺の退院とついでに誕生日(今日21歳になったよ)を祝ってくれる人を募集。まぁ、単に一緒に遊んでくれればそれで良いんだけど。だれかメールちょ。下手な気は遣わなくていいよ。


それじゃ!