再入院したよ

ホスピタルからこんばんは。どうもwild-manです。先日のことですが、病院に戻ってきました。これから移植の準備が始まります。入院生活について細かく書きたいところですが、適当に忙しいのと、骨髄バンクの規約上、提供する側とされる側の特定を防ぐため移植日を家族や親戚以外に教えることが出来ません。移植までの前処置は殆ど日取りが決まっており、それから計算すると移植日が分かってしまう危険があるため治療に関することは書けないので、書く頻度は今まで以上に少なくなると思います。体調が良く、適当に書くことがあるのなら、日記を書きますが、出来ないことも多くなると思います。



さて、先日精子保存について様々なコメントを頂きありがとうございました。コメントにレスこと返していませんが、ちゃんと目を通しています。

で、その後、病院に行って診察を受けてきました。面白可笑しく書くことも、堅苦しく書くことも可能ですが、日記では後者の形式で書きます。

結論から書くとすれば精子を保存することは出来ませんでした。抗がん剤はがん細胞だけに効くのではなく、正確には細胞分裂の早い細胞にダメージを与えます。がん細胞は細胞分裂が早い細胞ですが、それには髪の毛やつめ、口、胃や腸、肛門等の粘膜も含まれます。抗がん剤の副作用に、髪の毛が抜けたり、爪の色が変になったり、口内炎ができたり、下痢や吐き気がしたりするのはそのためです。そして細胞分裂が早い部分には生殖器も含まれます。

入院してからの幾度の抗がん剤治療によって影響を受けてしまったらしく、今現在は正常に精子を作ってないらしいです。抗がん剤の治療だけなら、数ヶ月もすれば、また正常に作られるようになることが多いらしいですが、近いうちに放射線治療が待ちかまえている私の場合、生殖機能が回復するのは低い確率になるでしょう。


まぁ、前向きに「女とヤリまくったところで子供が出来る心配がない」と考えることも可能っちゃ可能です。残念ながら私はヤリチン様のような才能やテクニックを持たないため、女とヤリまくるような生活には間違ってもならない(なれないが正しいか)ので、生殖機能があろうと無かろうと、この心配は杞憂でしょうけど。

それから万が一、私の場合、億が一や兆が一のぐらいの確率で現れた人生の大半を共にするような女性と子供を作ることが出来ないというのも悲しいですね。まぁ、これについても、私みたいな人間の前にそのような人が現れること自体が、それこそ放射線治療後に生殖機能が元に戻るよりも遥かに低い確率であり、このこと自体が杞憂でしょうけど。


とりあえず、漠然と「将来は家庭を持てたら持つのかな」ぐらいにしか思っていませんでしたが、持たないってか持てないってのが濃厚になりそうなので、海外を転々とするような仕事に就くのも良いですね。現地のホテルに帰ってきても一人、日本に帰ってきても一人ってのは寂しい気もしますが、それが運命なら受け入れるのも仕方ないかと。
それともアニメやマンガみたいに子供が出来ないならロボットを作ってしまえ的な感覚で、ちょっと方向を変えて人工知能について勉強するのも面白そうですね。どうせ、人生が大きく変わるような病気をやってしまったことだし、これぐらいのシフトチェンジなんてたいしたことじゃないでしょうw


まぁ、今更さんざん悩んだところで、こうなってしまったのは仕方のないことだし、少なくとも今は必要のないこと。今できるのは移植に向けて体調を整えることぐらいです。悩むのは治療が終わってからにして、治療に集中しなくちゃいけませんね。


それじゃ!