困ったぞ、データ的には体調が悪すぎる。

ホスピタルからこんばんは。どうもwild-manです。困りました、データ的には体調が悪すぎます。詳しいことは以下を読んでもらえば分かりますが、本人に自覚があるって言えばある、無いって言えば無い状態なので難しいところです。



まず昨日のこと。一昨日の日記に書いたように点滴の針を抜いたのですが、血小板の数が少なくなってしまったので、右腕に針を刺し、輸血を行いました。先生曰く「(右腕は)とても状態が良い。やっぱり若い人は違うね」とのこと。それから、長期間点滴をする予定がある人は、右腕と左腕を交互に使い、休ませてあげる期間も必要とのこと。なら、先生が左右交互に針を刺してくれれば良かったんじゃねぇの?

右腕の調子は絶好調で、針が刺さっている感じは無いです。むしろ、ダウンしてしまった左腕の方が痛くて、時々、まだ針が刺さっているような違和感を感じるときもあります。まぁ、もう少し時間が経てば痛みも引くでしょうが、抗がん剤の効果で白血球が激しく低下している今、自己回復能力に頼るのは難しいので、左腕の痛みはもう少し続きそうです。



次に今日のこと。昨日の夜ぐらいから、いつものように右下奥の歯茎が痛み始めました。医師の説明では、口の中には沢山の雑菌がいるが、健康な状態なら白血球がそれらの雑菌をやっつけてくれるが、今は白血球が少ないので、それらの雑菌を倒すことが出来ず、炎症が起きてしまっているのだろうとのことです。

まぁ、毎度のことなので覚悟はしていたのですが、今回はちょっとヤバイ。痛みの影響で軽い頭痛が発生。これ自体は鎮痛薬を飲むことで対処できたのですが、歯茎自体はいつもより痛い気がするんです。

で、今朝になって体温を測ってみたら37.2度。ここ1ヶ月以上平熱が続いていたのに久々に微熱が出ていました。さらにいつものように血液検査。インターンの医師が注射をミスりやがって3回も採血する羽目になりましたが、それはそれ。血液検査の結果CRPの値が6.3と結構凄い値に。

ちなみにCRPってのは炎症反応が起きると高くなる値です。正常値は0.6とか0.3とか言われてますが、うちの病院では0.2以下だと無問題だと説明されています。通常、病気にかかった、かかってないってのは白血球の数を基準に考えるのですが、抗がん剤の影響で白血球の数は増えることがないんで、白血病患者(抗がん剤を使っている人)はCRPの値を参考に体調を判断し、点滴や投薬を考えるらしいんですね。

まぁ、風邪を引いただけでCRPの値は1や2になるらしいですが、ここまで高くなったのは死にそうになりながら入院した初めの頃(そのときは13ぐらいあった希ガス)に次いで2番目です。ただ、入院したときは恐らく何かの菌かウイルスにやられて風邪っぽい症状が出ていたのでしょうが、今回は明らかに歯茎が炎症を起こしているのが原因でしょう。(医師もそう言ってたし)

そういう訳で、急遽点滴が色々と追加されて大変でした。24時間点滴じゃないだけマシですが、0時に取り付ける予定の点滴とかがあるんで結構面倒。

ちなみに先ほど歯茎がいつも以上に痛いと書きましたが、おかげで病院の食事以外に食べる気がしません。ただ看護婦が食後に、どれだけ食べたかをチェックするのですが、

看護婦「○○さん、今日はどれだけ食べました?」
俺「完食です。」
看護婦「お口の痛みの方は大丈夫ですか?」
俺「痛みが酷くって食欲落ちますねぇ。口を大きく開けられないんで食べるのも一苦労ですよ。」

的な会話をしていたりするので「病院の飯が全部食えるなら問題ないんじゃね?」とか思われているのではないかと不安です。まぁ、飯の後にカップラーメンを食べている様子が無くなったので、担当になることが多い看護婦さんなら、十分食欲が落ちたと言うことを分かってもらえると思いますが。


で、話はまだ続くのですが、いつものように歯科に行ってきました。炎症を起こしているところに抗生剤を注射すると痛みが引くので、今回もその治療を行ってもらうことが目的です、

ただし、今回は問題が発生。いつもなら「あー、たしかにちょっと(他の部分に比べて痛んでいる部分は)赤くなってるねぇ」程度なのですが、今回は「あー、これはいつもより酷いね。いつもより痛いでしょ?」とのこと。見ても分かるぐらい酷いみたいです。

とりあえず、いつもと同じように抗生剤を注射してもらったのですが、困ったことに痛みが一向に引かない罠。これは困りました。入院患者から食べることを取ると楽しいことなんて何もありません。まぁ俺は三度の飯よりパソコンが好きなんで、他にも楽しいことはあるのですが、やっぱり好きなように食べられないのは辛いです。

歯科の再診の予定は今週の土曜日。血液中の重要な物質が大体少なくなっているので、医師も思いきったことが出来ないので、痛みを誤魔化すことしか出来ないとのこと。再診までは、鎮痛剤を飲みながら前日よりは痛みがマシになることを願いながら、再診の日を待つしかないですね。



それじゃ!