色々な人と話をするのは良いことだなって思う

ホスピタルからこんばんは。どうもwild-manです。今日は久々の血液検査がありました。今までの流れだと、土日を挟んだりしなければ二日に一回の血液検査だったのですか、何故か今回は月曜日に検査をやったっきり今日まで検査は行われませんでした。まぁ、慣れてきたとはいえ注射をされることは余りよい気分ではないですが、血液検査の結果を見ながらその日の行動方法なんかを考えたりしなければいけないので、検査が行われないのはそれはそれで不安です。ちなみに今日の検査結果は、入院したときと殆ど数字が変わっていませんでした。抗がん剤の効果が出始めるのは来週明けぐらいかな。


多分今回もひどい副作用は出ないと思いますが、やっぱり歯茎が腫れて歯科に通う羽目になりそうな悪感。まぁ、他の人の白血病患者の方に比べればマシな方とはいえやっぱり辛いんで、ほどほどにしてほしいところですね。



それから今日は色々な方と話してました。さすがに入院生活も3ヶ月を過ぎると、基本的に病室に引きこもってエロゲorネットをしていても存在感が増してきて、お互いに顔を覚えてきたりもするので何となく話すようになります。まぁ、この病棟では看護婦を含めても一番若いのは私なので、そういうところから印象に残りやすいってのもあるのでしょうが。


で、何となく話をしていて思ったのは、自分が経験したことがないことを経験している人の話ってのは面白いですね。流石に親しく話せるのは年齢が若めの人(とは言っても自分の倍以上の年齢はありますが)ですが、色々な人生経験をした上での話ってのは、参考になったり、面白かったり、考えさせられたりと色んなものがありますね。その人自身は、失礼かもしれませんがどこにでもいるような人ですが、その人それぞれ持っている物が違って、それでいてそれらに対する考え方も違います。そういう当たり前なものだけど、以外と落ち着いて見れない物を落ち着いて見ることが出来るという経験は、20歳という経験に乏しい私にとってはとても良いことのように思います。


まぁ私の場合、白血病になった時点で普通の人は経験できないようなことを経験する羽目になりましたが、この頃はこの『白血病』というものを、「経験して良かった」とは思えるようになるのは難しいだろうけど、「白血病を経験して学んだことは沢山あった」と人生においてマイナスのものではなく、プラスのものにしたいとは考えています。


浪人経験者特有の考え方かもしれませんが、浪人して予備校に通ったことを自分自身ではマイナスだとは思っていません。確かに浪人なんて経験する必要もないものですし、経験しない方が良いのかもしれません。ただ、得る物は沢山あったし、今では高い授業料ではあったけど、行って良かったと思います。白血病の闘病生活は予備校以上に高い授業料と、若干の命の危機が要求されますが、これで得たものが大学を留年することだけだったら話になりません。なんとしてでも高い授業料を回収する必要があります。(貧乏根性か?)


そのような中での他の患者さんとのふれ合いってのは中々良い経験なんじゃないかなって思いました。ネットやエロゲも面白いけど、やっぱり人と接することが一番面白いですからね。まぁ時々、一番の苦痛になることもありますけど。



話は変わりますが、今日から2月ですね。早いところは既に大学受験が始まっていますが、大体の大学は2月に入ってからですね。私も1年前は他の受験生と争っていたと思うと懐かしいです。あの頃の自分は「来年は戦いなんて他人事になるんだ」なんて思っていましたが、まさか病気と闘うことになってしまったとは・・・。結局、現役、浪人、大学1年と3年連続で戦っていることになるんですねぇ。しかも年々、戦いに失敗した場合のリスクが大きくなっているという罠。来年こそは戦いの無い2月を迎えたいです。


それから受験生の方、頑張ってください。特にセンターで成功した方。センターで成功した人ってのは、本番で油断しやすくなるので気をつけて下さい。まぁ、結局は自分との戦いですよ。受験も病気も。気持ちを強く持つしかないっすよ。まあ、浪人して第一志望に行けなかった自分が言うと説得力が無い気もしますがw



それじゃ!