明日からは抗がん剤治療4クール目が始まります

ホスピタルからこんばんは。どうもwild-manです。9日間の一時退院が終わって今日からはまた入院生活です。長期入院のため荷物が多いので持って行くのも大変。更に私の場合、ノートPCやら外付けHDDやら外付けDVDマルチドライブやらと、少し充実しすぎたパソコン環境も持って行くので更に荷物が多くなります。大変なのでタクシーで行こうと思い、何社かに電話をしたのですが、どこもタクシーが出払っていて迎えには来てくれないとのこと。仕方が無く電車で来たわけですが、どこの会社に電話をすれば迎えに来てくれるんでしょうかね。


で、今日はまだ治療は始まっていませんが、今日は色々検査を行いました。血液検査、心電図検査、レントゲン、そして何度やっても慣れることはない骨髄穿刺検査(マルク)。ただ、以前はマルクを行ってから2時間ぐらいは生きる気力を失っていましたが、この頃は10分ぐらいで生きる気力を回復し始めれらるぐらいまでにはなりました。まぁ、相変わらず辛いことには変わりないですが・・・。


あと、今までは大部屋だったのですが大部屋のベッドに空きがないため、差額ベッド(2人部屋)になりました。物を置くスペースが大きくなって便利なのですが、1日あたり1万円(税別)ずつ請求額が増えてしまうという罠。大部屋が開いたらそちらに移りますが、高額医療を適応しても、それでも高額な治療費が請求されいるのに、さらに更に請求額が増えたら、病気以上に大変なことになっちゃいますよ。


それから、今日は一緒の部屋になった人と結構な時間話していました。その方は、ぜんそくの発作で入院されたらしいのですが、一生薬に頼るような生活はいやなので、海外で行われているようなホメオパシー*1を応用したような治療を自分に行ってもらい、データをとって治療法を確立してもらいたいと主治医に申し出たそうです。残念ながら、ずっと薬に頼るとはいえ死亡率が下がった効果的な治療が確立されつつあるのに、実験例が殆ど無い治療を行なった場合、倫理委員会にかけられてしまうので、実践することは出来ないとのことらしいです。

彼が言うには、これが成功すれば一生薬を使わなくても良いように体質改善することが出来るし、失敗しても何らかのデータは得られるだろうとのこと。一方医師の方は、効果的な治療があるのにそれを行わないなんていうことは医師としてできないとのこと。どちらの意見も何となく分かりますし、彼自身、出来ないというのなら諦めるとのこと。ただ、患者が了解しているのに倫理的に出来ないというのは不思議だとのこと。


まぁ、一生薬を飲んで生きていられるのであれば良いだろうと考える人もいるでしょうし、薬に頼るような生き方をしたくないと考える人もいるでしょう。それ自体はどちらがよいとは言えませんが、自分自身からデータをとって欲しいという考え方は、とても普通の人には出来ないように思います。


私自身、多分、ドナーさんから命の一部をもらって生きる道を選ぶことになると思います。命を粗末にすることなんて許されることではないですが、私の場合、今まで以上に許されないことになるでしょう。この命、そして人生をどう使えばよいのか、移植のことを考えるときに同時に考えてしまいます。聖人になる必要はないでしょうが、何かをやらなくてはいけないような、社会に何か役に立たなきゃいけないような、そんなことを考えてしまいます。


まぁ、考え出したらきりがないですし、それよりまず病気を治すことの方が大切ですが。


それじゃ!