帰る途中に迷子になった。

暖かくなると虫も動物も元気になるじゃないですか。まぁ俺もひきこもり願望が強い割には例外じゃないんですよ。だから実を言うと、カードを買うにあたってお金もかかることだし、暖かいし、俺世間的には若いことになってるから、10kmぐらいなら20インチの折りたたみ自転車でもこいでいけるかなと思い、実は秋葉原に行くにあたって頑張って片道210円の私鉄線の料金を浮かせるために始めの約10kmを自転車で行ったんですよ。今思えば、ガンダム的に言うところの「若さ故の過ち」ってやつですかねぇ。


まぁ行くときは良かったんですよ。電車の窓から見たことのある大きな建物やアーケードなんかを目標にしつて、あとは漠然と各家庭のベランダにあるBSのパラボナアンテナを見ながら方角を確認しつつ自転車をこげば思ったよりも迷わず目的の駅に着くことが出来たんですよ。


問題は帰りなんです。だいたいの経路が今日初めて通った場所。しかも該当があるとはいえ周りは真っ暗で遠くのものはよく見えない。そりゃ当然迷子になりますわなw


一応東京、時々道ばたに地図があったりするのですが、大半がメンタルマップに近く、北が正しい方向じゃなかったり、一部分だけ細かかったりとあまり当てにならない始末。どうにか線路を見つけて、それと併走する道を走ってみたら、思っていたのと別の路線だったなんていうのも度々。しかも都会の電車っは、いきなり一部分だけ地下に潜ったりして見失ったり、思ったよりも真っ直ぐな線路じゃないことが多く、油断するとすぐに線路から離れてしまったりと、目印としては案外不便。田舎だと路線ってのは何十キロもほぼ真っ直ぐなことが多いので、いまいち都会の路線の感覚が掴めません。結局、ITとロボットの時代と言われる21世紀なのに空の星や月を頼りに自転車をこぐという罠。


あと意外と関東平野って平野って名前の割には坂が多いですよね。浪人中、仙台平野を自転車で滑走することがしばしばありましたが、仙台で坂なんて、故意に山の方を目指さない限りは、ほとんど見ませんでしたからねぇ。まぁ地図上では大したことのない高低差なのですが自転車でこいでみると、思ったよりも大きい高低差な罠。少しずつカーブしていたりすると、そのずれに気がつかないことも結構あったんですよね。


なんだかんだあって家に帰り着くことが出来ましたが、家にある地図を使って記憶と照らし合わせてみると約20kmも走っていたんですよ。ビックリですよ。


さらに分かったのが、駐輪料金と疲れたから買ってしまったお茶代を考えると、思ったよりお得じゃないんですよねぇ。うーん。