松岡利勝農水相が自殺しましたが

500万円もかけて「なんとか還元水」という、恐らくとても体によい水を飲んでいたのにもかかわらず、自殺をしてしまっては、きっと体に良いであろう「なんとか還元水」を飲んでいた意味無いじゃんという突っ込みをいれる人がいないのは何故だろうと、報道を見ながら思ったり思わなかったり。まぁ、こんな事を書くと「不謹慎だ」とか思う人がいるかもしれませんが、本人が飲んでいたと言い張るのだから信じてあげようよ。あと、「安すぎる」と批判されている赤坂議員宿舎の使用料がさらに安くなるんじゃないのとか言い出す人もいませんね。


さて外国は知りませんが、日本では人を殺したら犯罪ですし、死にたいと言っている他人に包丁を渡しても犯罪です。でも自分で自分の命を絶っても犯罪じゃありません。でも「自殺対策基本法」ってのがあるぐらいなのだから少なくとも良いことじゃないんですよね。


では何故松岡さんは社会的に良くないことをしているのに責められないなのでしょうか。松岡さんが言ったことが全て事実だと仮定すれば、法律的には全く問題ありません。だから松岡さんが責められる筋合いは全くありません。ですが、今回の場合、自殺したということは間違いありません。つまり彼は間違いなく良くないことをしたというわけですよね。なんで、悪いことをしたという疑いがあるときだけ責められて、実際に悪いことをしたときは誰も責めないのでしょう。


まぁ私が思うに我々が日本人だからというのが答えなんだと思うんですよね。日本という国は死んでお墓にさえ入ってしまえば誰だって頭を下げてくれるようになるし、祭られたら神様にだってなれるんですよね。前者はA級戦犯あたりが分かりやすいですし、後者は菅原道真公あたりが分かりやすいところでしょうか。まぁ後者の方は、悪いことをしたっていうイメージはないですが。


日本人って死んでしまった人を責めることは、まずやらないんですよね。国民性なのでしょうか。だから今回の場合も松岡さんが自殺したこと自体の批判は報道されてないですし、せいぜい「説明責任を果たすべきだった」程度の批判にしか過ぎないんですよね。


自殺対策基本法」が可決された今、何故自殺した松岡は責められないのでしょうか。勿論、周りの環境が自殺に追い込むということも十分あります。ならば、民主党やマスコミは何故責められないのでしょうか。まぁ、このことに文句をつければ「政治の不正を明らかにできない」という理由があったのだから、松岡さんを責めたマスコミや民主党を責めることは出来ません。そう考えると、このような形で結論を出してしまった松岡さんが悪いってことになるのではないのでしょうか。


まぁ結局のところ松岡さんが非難されるべきだと思うのですがどうなんでしょう。やっぱり誰も避難しないんでしょうし、緑資源機構の官製談合事件や献金問題はウヤムヤ(あえてローマ字で書きたい気分)にされちゃうんでしょうね。


今後の政治の動向が気になるところです。