YP-T6 ver2.260+改造フォントは凄いよ。

再設定してメニューを英語から日本語へ。日本未公開のファームなのにもかかわらず日本語も設定できるってのは何なんでしょうか。

まず驚いたのがフォントの綺麗さ。とりあえずMSゴシック14ドットフォントを導入したのですが、かなり綺麗になっています。(撮影機種:SH900i


↓Before


↓After



さてファームの方ですが、2.201から2.260になりパッと見て以下の機能が追加されました。

サウンドモードがRECボタンで変更可能。
○ 再生中のデータのビットレートが表示可能。
○ 再生速度を±20%変化可能。
○ 歌詞表示が可能。(固定ビットのみ。可変ビットでは不可。)
○ 曲名・アーティスト名が左右スクロールだけでなくバーティカルスクロールにも対応。


なかなかの機能追加です。てか歌詞表示の機能なんてのは使う使わないは別にしてもセールスポイントに出来るところじゃないんですかねぇ。


で、とりあえず、歌詞表示機能で遊んでみることにしました。


調べてみると、どうやら日本市場向け以外の製品では歌詞表示機能は以前からあったらしく、セールスポイントの一つとなっていたようです。また、歌詞をMP3ファイルに埋め込むために「Yepp Lyric Station」というソフトもあるみたいです。もちろんこのソフトは日本未発表です。

海外サイトから「Yepp Lyric Station」のインストーラをダウンロードしてインストール。言語は英語、韓国語、中国語から選ぶことができ、比較的理解できる英語を選択してインストールしてみました。

起動するといきなりノートン先生が騒ぎ出しました。どうやら起動したことをどこかのサーバーに報告するみたいです。たかだか無料で配布されている歌詞をつけるソフトだというのに一々報告するなんて正直ウザイノートン先生を設定して通信を完全に拒否して少しすると、サーバーに接続することが出来ませんでしたとの趣旨のウィンドウが表示さました。言われなくても分かってるよ。てか俺が接続できないようにしたわけだし。
ウィンドウを閉じると、それ以後特に文句を言ってくることもなく大人しくなったので、早速作業開始。早速適当なMP3ファイルに歌詞をつけようとしたものの、ほとんどがVBRエンコードのため歌詞がつけられない罠。しょうがないので急遽CBRでエンコードしたMP3を用意する羽目に。

適当にCBRでエンコードしたMP3ファイルを用意して歌詞入力を初めて、入力中、日本語は文字化けするという問題を発見。これでは日本語の歌詞を入力することが出来ない!一応コピー&ペーストを駆使すれば出来そうな気はしたけど面倒。2バイト文字を使用する中国語版にすれば日本語を入力できるのでは?とも思ったけど、やっぱり面倒。どうせ歌詞表示機能なんてほとんど使わないだろうから別に良いかなぁと思い、ネットの海を漂っていると、「Lame Ivy Frontend Encoder」の作者でお馴染みのK5氏が公開している「K5 Lyrics Editor」でYP-T6で表示可能な歌詞をMP3ファイルに埋め込むことができるようなので導入してみました。

歌詞の作り方は普通のカラオケタグに準じた作り方をすれば無問題。そのためLyritor等、カラオケタグを作るために作られたソフトを利用できるので結構簡単です。

出来上がったタグをMP3に書き込み、そのデータをプレーヤーに転送して再生してみました。




小さい画面ながら頑張ってるなぁって感じです。

歌詞の表示具合も大きな問題なく、時々表示が遅れることがありますが、すぐに修正されますし、下の二行は実際に歌われるのより早く歌詞が表示されているので、ずれていることにあまり気にならないと思います。



とりあえず私のYP-T6では今のところ大きな問題も起きてませんし、15000円を切る低価格でここまでの機能が詰まっているとなれば文句もありません。あとは、カカクコムの掲示板や2ちゃんねるなどの報告で見られる、急に起動しなくなりファームの入れ直し以外に復旧方法は無いという症状が出ないことを祈るだけです。買ってから約一週間、今のところこの症状は現れてませんが、はたしてどうなることか…。今後の状況を見守っていきたいところです。