先生、やっぱり芹沢かぐらが攻略できないのが遺憾です。ただ友達にかぐらイベントが一応あるっぽいことを教えてもらったので探してみようと思います。

今日は先日買った『それは舞い散る桜のように (特別編) (ハーヴェストノベルズ)』の感想を書こうと思います。本当は昨日読み終わったのですが、忙しかったり面倒だったりしたので書きませんでした。


ではまず本の感想ですが、製本も綺麗ですし、ブックカバーは印刷された上にビニールコーティングされているので良い感じです。印刷ミスや落丁もないところも高評価です。一緒に付いてきた雪村小町の絵が描かれた栞もなかなか良いかと。ただ、栞にしては紙が薄く、完全に挟んでから栞を挟んだページを探そうとすると見つけられなかったりすることもあるので、できれば一緒に挟んである感想はがき程度の厚さの紙に印刷して欲しかったかな。


あ、あと褒めるところは、小説の本編が印刷されている紙が厚手なので裏のページの文字があまり透けないので見やすいってことでしょうか。



まぁ、感想はこんな所です。え、内容?内容についての感想は正直なぁ・・・。



まぁ、発売してから2年以上も経っているわけですからある程度はネタバレしちゃっても良いでしょう。


希望編、小町編を読んでいないので分かりませんが、特別編はそれ散るパラレルワールドとして捉えて方が良いでしょう。舞台は本編と同じ桜坂ですが、星崎希望とは同じクラスになりません。さらに雪村小町は舞人を追って桜坂には来ません。舞人の母親の話では雫内にある学校に進学して同い年のサッカー少年と付き合ってるらしいです。


話の始まりは舞人が2年生に進学して少し経ったあたりから始まります。一応八重樫つばさと里美こだまのイベントも間に差し込まれていますが、始めは森青葉シナリオで進んでいきます。舞人と一緒に同居する話やデートをするシーンなどを経由し、最終的にはヤっちゃって青葉の中にある舞人との恋の記憶が消えちゃいます。

青葉の記憶が消え、舞人が落ち込みながら生活しているとバックを買うために出かけていた里美こだまに出会います。ネコ型リュックを買ってあげたり、一緒の傘で帰ったり、ドクターイエロー(電車じゃないよ)のおかげで海に行ったり、デートですれ違いになったりして、最終的にはヤっちゃってやっぱりこだまの中にある舞との恋の記憶が消えちゃいます。

で、夏休みも開け、振られたショックを引きづりつつも学校生活を送っていると、まぁ色々あって(手順は本編とほとんど一緒)遊園地に行ったり文化祭の準備をしたりした過程を経て舞人がつばさに告白。つばさの返事はなかったもののつばさとキス。
で、ここからは本編と違うのですが舞人が以前つばさと付き合っていて、青葉やこだまの時と同様に記憶を失っていたことを思い出します。


舞人がつばさと恋に落ちたのは二度目であり、去年の今頃に二人は結ばれ、青葉やこだまと同様に双方ともにその記憶を失っていたことを。


さらにここからは本編では描かれなかった(てかこっちを描かなかったから凡作となってしまったんだろ)衝撃的なことが書いてあります(まぁ察しは付いていたが)


その疑問の答えも舞人の甦った記憶の中にあった。
自分がヒトではなかったのだと……。
桜の樹に宿るものだったのだと……。



えぇまぁ、これ以上は書きません。(とは言っても既に内容の8割は書いてしまっているが。)一応エンディングは衝撃的です。

つばさが表紙だからてっきりつばさと上手いこといくと思ったらさ、ねぇ…。つーか希望編は別に出て…うわ何をするやmwせdrftgyふじこl;p@:;



あぁあと、本編だけではゲーム中謎だった部分は上に書いた部分ぐらいしか解決しませんが、最後の3ページにある作者あとがきに書いてある筆者が原作ライターからもらった『それ散る』の設定の一部(2ページ)で、ゲームの謎だった部分(桜香、朝陽って何者?何故朝陽は人間に敵対的かなど)の8〜9割が補われます。あとはこれを元にゲームシナリオに脳内補正をかければゲームの内容は問題なかったとなり、初めてゲームをクリアしたような感覚に陥ります。おそらく先日の日記に書いた"それは舞い散る桜のように"のはてなワードの説明の中にあった「微妙なところ」というのはこのことを指しているのかと。


とりあえず本編の謎があまりに中途半端でこまっている人は小説版の特別編のみ買ってみるのが良いかと。ちなみに本編であったギャグ類は音声のない小説版になるとレベルダウンって感じです。声優さんの演技って大事なんだなぁと再認識したりしなかったり。



それは舞い散る桜のように (特別編) (ハーヴェストノベルズ)

それは舞い散る桜のように (特別編) (ハーヴェストノベルズ)