骨髄移植の効果に驚くばかり

ホスピタルからこんにちは、どうもwild-manです。相変わらず怠さは抜けませんが、体調は毎日少しずつ良くなっているって感じで、久々に平熱で朝を迎えることが出来ました。今のところ特に目立ったGVHDGVHDについては2008年02月17日の日記2008年02月19日の日記を参照)は出てはおらず、今のところ順調に回復しているかなって感じです。


さて、今日の血液検査で入院してから初めて白血球の値が正常値の範囲内に収まったとう結果が出ました。入院直後は正常値の何倍もの白血球があり、その後抗がん剤の治療によって、正常値の10分の1以下の値を推移し、一時退院のときも点滴を使って無理矢理ギリギリ外に出しても問題ない値にして退院していたので、入院する前からの体調不良を考慮すると、白血球の値が正常になったのって8ヶ月ぶりぐらいだと思うんですよ。まだ、血小板の輸血は必要で、昨日も血小板の輸血を行いましたが、赤血球やヘモグロビンの値が低いながらも減ることは無くなってきたので、造血作用も少しずつ回復してきたって感じでしょうか。


もう少しすれば全ての値が正常値の範囲内に収まった血液検査の結果が見られるかもしれません。抗がん剤をどんなに使っても正常な造血を行えるようにならなかったのに、骨髄移植を行ったらこんなにも簡単に(って言えるほど簡単でもなかったけど)回復するのだから、骨髄移植の効果に驚くばかりです。ホント、骨髄を提供して下さったドナーの方に感謝です。



それから困ったことが一つ。骨髄移植を行うために、移植前に大量の抗がん剤を点滴したのですが、その副作用のせいで味覚がおかしくなってしまってるんですよ。人によって症状は違うらしいのですが、私の場合、塩味が全く分からなくなってしまい醤油が飲めるんじゃないかってぐらいになってます。カップラーメンのお湯をかなり少なめにしても、しょっぱいどころか味が薄いと感じてしまうので、全く美味しくない。塩辛いものを食べる夢を見るぐらい、しょっぱいものが食べたいのですが、舌がちゃんと機能していないのでどんなにしょっぱいものを食べても、味が分からないし、むしろ塩分の取りすぎで体調を崩してしまうので難しいところです。


一応、時間が経てば味覚は戻るらしいのですが、人によって味覚が戻るまでの時間はかなり差があり、血液のどの値がどれぐらいになれば味覚が戻るっていう訳でもないらしいので、医師もいつ味覚が戻ってくるとは言えないとのこと。ただ、ちゃんと戻ってくるので、戻ってくるまで色々なものを食べて美味しいと思えるとものを食べて欲しいとのこと。ただまぁ、病院の美味しくない食事を支えてくれたカップラーメンが美味しいと思えないのは結構辛いです。


食事がちゃんととれるようになれば点滴を減らすことが出来るので、食事を取って点滴を減らしたいのですが、飯を食べても美味しくないので精神的に食べたくないというのは困ったものです。一応食欲も無いわけではないのですが、ものが美味しく食べられないって辛いですね。早く味覚が戻ってきて欲しいですね。


それじゃ!