頭痛から復活しました

お久しぶりです、どうもwild-manです。もしかしたら心配して下さった方もいらっしゃるでしょうが、8〜9割ぐらいは回復したと思います。今回の頭痛は先週行った脳脊髄液検査(ルンバール)の副作用というか後遺症的なものらしいです。脳というのは脳脊髄液の中に浮いた状態にあるのは理科で習ったことですが、今回の検査で脳脊髄液を背中から抜き取り、その結果、脳脊髄液の圧力が下がって脳が膨脹してそれが痛みに繋がったのだろうとのことです。一応、検査の後に抜き取った脳脊髄液と同量の別の液体を入れて頭痛が起きにくいようにはしたらしいのですが、一部の人は痛みや吐き気が出てしまうらしいです。で、私の場合、不思議なことに検査の翌日までは特に問題は出ないうえに、さらに普通の人よりも症状が重く出てしまったようで、立ち上がっただけで吐いてしまうなんていう症状が出てしまったようです。今は完全に立ち上がったままでの長時間の行動は辛いですが、少し腰を曲げた状態での行動なら問題無く行えるまで復活しました。ベッ
ドの上で座っていることも問題無くなったので、本や新聞を読むことも出来るようになりました。
起きるだけで吐き気ということで3日ほどほとんど食事も出来ませんでしたが、食欲も完全に回復して1日で体重が2kgも増えてしまい、別な意味で医師に心配されました。脹の機能も食欲に半日遅れて回復して出すものは出すようになったので、心配はなさそうです。



で、頭痛で大変だった間に入院生活も1ヶ月経ち、いろんな検査の結果が帰ってきたらしく、主治医の方からいろいろなことが説明されました。
まず、先月の治療の結果ですが、完全には成功ではないとのことです。抗がん剤の影響で悪性の白血球(芽球)は減ったのですが、その後、普通なら正常な白血球や赤血球、血小板が増えてくるらしいのですが、私の場合、回復が遅く、問題無く次の治療に進むという訳では無いらしいです。
また、白血病のタイプも細かいことが分かり、私は急性骨髄性白血病のM4というものらしく、このタイプは治り易いものでも治り難いものでもないそうです。ただし、私の場合、染色体異常があるみたいで、これが治り難くするみたいです。とりあえず、骨髄移植も治療方法の一つとして考えなくてはいけないようになりました。


まあ治り難いという宣告もショックでしたが、染色体異常というのは正常な人でもある日突然起きるそうです。まあ染色体異常で即病院になる訳ではなく、その他の要素も重なって発病したりしなかったりだそうですが、要は私の体は染色体をちゃんとコピれなかったことになります。
で、コピーだのバックアップだのの話になると私と親しい人は薄々と気付くでしょうが、この頃は大分落ち着きましたが、私はCD-RやDVD-R、そしてそれらの焼きドライブに並々ならぬ熱意と少し狂い気味の投資を行い、日々焼いたディスクの品質を調べては一喜一憂、焼いたディスクを日なたに晒して耐久テストをしてみてはドキドキワクワクな人間でした。綺麗にメディアをコピーしたり、大切なデータを自分の出来る限り最高の状態でバックアップを取ったりすることに喜びを感じてました。もちろん、ネットの世界には私以上にメディアやドライブの品質に熱い情熱を傾けている人もいらっしゃいますが、いつかはその人達に負けないぐらいの良い意味での(?)廃人になりたいと思ってました。


ですが、思ったんです。染色体もまともにコピれない私が、この趣味を続けることは可能なのかと。
確かに単なる趣味です。ですが趣味というのは、こだわりの世界であり、プライドの世界です。ましてやオタク趣味。プライドとこだわりこそが重要じゃないですか。
コピーやバックアップについて熱く語った事もあります。知り合いにこんな趣味を持っている人が居なかった事もあり、井の中の蛙になっていたというのも否定出来ません。ですが、自分のこれらの分野に対する知識には少々自信がありました。
でも染色体はコピれないんです。まあ自分でも全く関係ないと理解はしているのですが、何とも言えないオタクのプライドが傷付いてしまったのがショックでして…。



それから、ふと思ったのですが、私は良くも悪くも自分に関する色々なことを「俺はオタク」ってフィルターを通して処理している(受け止めている)みたいです。今回の病気も、もしかしたら何のフィルターを通していない自分自身では処理していないというか、処理することを避けている、処理することを恐れているのかもしれません。このことについては色々と思うところあるので、日記を書く時間と気力があるときに書くかもしれません。
まあ今日は長めに書いたのでこの辺で。