嘘、大げさ、誤解を招く広告

時々、洋画の吹き替え等で『豪華声優陣』などと大々的に広告されていることって有るじゃないですか。たとえば、そういう広告で山寺宏一さんなんかが写真に一緒に写れば「豪華なのかな」なんて感じもしますが、そんなことはほとんど無く、大体がこの頃話題のアイドルや今人気のお笑い芸人、声優をやるなんて以外だなっていう俳優だけが写っているなんていうパターンが殆どじゃないですか。


まぁ、そんなことはどうでも良いのですが、『豪華声優陣』と書いてある割には、説明の文章に“今回声優を務める○○さんは声優初挑戦…”なんて書いてあることが多々有るじゃないですか。これっておかしいですよね?


たとえばドラマで『豪華俳優陣』っていう広告をするのなら、俳優歴が長く安定した演技が出来る○○さんが出演するとか、最近は何本もドラマに出演している××さんが出演するとか、そのような状態になって初めて『豪華俳優陣』って言えると思うんですね。また、ドラマには出演したとこがない、アーティストやアイドル、芸人などが出演する場合、ちゃんと『豪華なメンバー』や『豪華な顔ぶれ』と濁して宣伝しているじゃないですか。


だから声優をやったことが無い人間を『豪華声優』と広告するのは、間違っていると思うんですよ。正しくは『豪華俳優が声優に挑戦』と書かなければいけないと思うんですよ。今回の逆のケースであるラジオ大阪が制作した実写映画「EAT&RUN」も確か『豪華声優が出演』て感じの触れ込みだったと思います。仮にこの映画を『豪華俳優が〜』なんていう形の広告にしていたら、"あの"民間の団体だって軽い注意ぐらいしてきてたんじゃないんですかねぇ。


まぁこれだけ書くと「声優だって俳優の一部なんだから良いんじゃないか」なんて意見もあると思います。確かにその意見は間違ってないと思います。しかし、全国規模で展開している大手CDショップでは、お笑い芸人などが企画で出したCDはちゃんと「J-POP」の棚に並んでいるのにもかかわらず、声優がキャラソンとは関係なしに出した曲が「アニメ・声優」の棚に並んでいるのが当たり前な現在、確かに“演技”を武器に飯を食っていると言う点では同じですが、果たして同じ土俵で扱って良い物なのでしょうか。



まぁだらだらと書いてきましたが、ふと「『豪華声優陣』って広告している映画ととかがJAR○に“全然豪華声優じゃない。これは誇大広告だ!”って注意を受けたら別な意味で話題作になるだろうなぁ」と某青い看板のコンビニの前で思いついたので、適当に理論をこじつけつつ書いてみただけです。


でもまぁ、実際、声優ファンから見るとこういう誤解を招きかねない広告は腹立たしいから何とかしてくれませんかねぇ>JAR0の偉い人