マンガでわかる統計学

世田谷某所からこんにちは。どうも、富良野くまりんです。


大学の研究で統計学で用いられる数式を扱うことになったため、『マンガでわかる統計学』『マンガでわかる統計学 回帰分析編』『マンガでわかる統計学 因子分析編』(高橋 信 著;オーム社)を読みました。

私が欲しかった知識は『マンガでわかる統計学』と『因子分析編』の内容だけで十分でしたが、残りの1冊は、前2冊が分かりやすく、面白かったため、興味が湧いたので読みました。『回帰分析編』と『因子分析編』は、より実用的な統計学の使い方が説明されているので、読んでいて面白かったです。


3冊を通して“この式はこういうことを計算している”、“この数字はこういうことを意味している”、“この式を扱うときにはここを気をつけろ”ということを、身近な例を通して、マンガ、グラフや表を多用して分かりやすく説明されています。統計学の入門書、統計学をざっくりと理解する為の書籍としてはオススメです。

式や用語によっては「(解説は)本書のレベルを超えるので割愛します」などと書かれているので、式を扱う上で理解すべき部分と、知らなくても大丈夫な部分も分かりやすいと思います。

また、『マンガでわかる統計学』『マンガでわかる統計学 回帰分析編』では、付録として、Excelを用いて計算する方法も画像付きで説明されています。流石に「Excelって何?」ってレベルでパソコンが苦手な人までは対応できませんが、学校の授業ぐらいでしかExcelは使ったことがないというレベルの人なら、手軽にExcelを使った計算方法も学べます。


大学図書館を横断検索してみたところ、多くのところで所蔵しているようです。大学の授業や研究で統計学を学ばなければならなくなった人は、図書館から借りてきて読んでみることをオススメします。


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マンガでわかる統計学

マンガでわかる統計学

高校生のルイが、父と同じ会社で働く部下の山本さんから統計を学ぶストーリーです。恋する女の子は勉強にも本気になれるんですね。

平均、中央値、標準偏差、偏差値、正規分布カイ二乗分布など、各データの見方、扱い方のような、統計の基礎的な内容が書かれています。大体の内容は授業で学んだ記憶がありますが、授業よりこの本の方が分かりやすかったです。

マンガでわかる統計学 回帰分析編

マンガでわかる統計学 回帰分析編

大学生みうが、大学院生りさに回帰分析を習うストーリーです。恋する女の子は数学が苦手でも勉強にも本気になれるんですね。

最高気温とアイスティーの注文数の関係などを例に、回帰分析、重回帰分析、ロジスティック回帰分析などの内容が書かれています。統計学の実用的な利用例が書かれていて面白いです。

マンガでわかる統計学 因子分析編

マンガでわかる統計学 因子分析編

この巻から、今まで無かったキャラクター紹介ページが登場wwwww

大学生になったルイが、みうに因子分析編を習うストーリーです。恋する女の子は(以下略。

アンケートの分析を通して、主成分分析、因子分析などを説明しています。アンケートなどの調査を行う上での基礎知識や注意する点なども書かれており、自分がアンケートを行う時、受ける時、結果を見る時にも参考になると思います。

前の2冊は、高校数学の範囲の計算でしたが、この巻では固有ベクトル計算など、大学で習う数学の範囲も出てくるので、ちゃんと理解するのであれば併せて数学の復習も必要かもしれません。